これからのシステム導入のポイント
- 2022.05.03
- ブログ

システムの導入は、現時点の改善だけではなく、これから先5年程度の運用期間を見越して、選択することが大事です。
5年の間に世の中でどのような変化があるか?
テクノロジーだけでなく、顧客の志向や、マーケットの変化などに応えられるシステムを導入し、継続的に成長していくことが求められます。
SaaS(サース)の特性
ここで、WAMMが提案するのは、SaaSと呼ばれるシステムの提供スタイルです。
SaaSとは、Software As A Service の略で、「サース」と読みます。
従来、ソフトウェアはパッケージ製品として提供されていましたが、SaaSではインターネット経由でソフトウェアを利用します。インターネット経由で利用するので、様々なメリットがあります。
①導入コストが安い
システムの導入には、大変なコストがかかります。
通常、貸衣装システムは、多くの貸衣装店向けの汎用的なパッケージ型システムを導入しますが、パッケージ型でも、概ね100万円程度の初期費用が必要になります。
さらに、店舗オリジナルの機能改善などのカスタマイズなどを依頼すると、たちまち50万円、100万円と追加金額がかかります。
一方で、SaaSであれば、開発費用や、自社サーバー、ソフトウェアのインストールが不要です。
インターネットにつなぎ、アカウントとパスワードを入力するだけで、システムを利用することができます。
もちろん、デバイスやOSも選ばないので、WindowsPCだけでなく、MacOSや、iOS、アンドロイドといったモバイルでの利用も可能です。
モバイルで利用できると、ロケーションフリーになり、店舗だけでなく、さまざまなシーンで予約管理、スケジュールの確認などができます。
②運用の負荷が低い
運用にあたって、プログラムのアップデートは不可欠です。
多くのソフトウェアでは、バグの改善や追加機能によって、アップデートを行います。
SaaSでは、新バージョンへの更新やセキュリティ対策なども、開発側で随時行われるので、運用側での対応は一切不要です。
運用側で、あたらしい端末を導入したり、ネットワーク環境が変わったりしても、難しい作業は必要ありません。
③改善し続けるシステム
システムは、5年間の間に頻繁に機能の改善が行われるべきです。
いま、自社では必要のない機能であっても、顧客側が求めている機能というものもあります。
様々な顧客ニーズの中でも、共通しているもの、今後必要と思われる機能などが随時アップデートされるのは、企業の成長に欠かせません。
SaaS形態であれば、継続的に新機能や機能改良がリリースされますので、より便利なシステムに成長し続けます。
SaaS(サース)のデメリット
一方で、SaaSにもデメリットがあります。
①運用側のキャッチアップが必要
定期的に新機能や、改善がリリースされるため、運用する側は、初期導入後も継続的にキャッチアップする必要があります。
場合によっては、いままで利用できていた機能が、使えなくなったりすることもあります。
②カスタマイズの自由度は低い
また、パッケージ型ソフトウェアと同様に、運用する企業ごとに機能カスタマイズはできません。
あくまでも、システムの運用フローにあわせて、既存の業務フローを見直し、運用を工夫する必要があります。
ただし、おおむねこのような業務フローの改善は、効率化につながるため、現場改善のチャンスにもなります。
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