システムの導入前に読んでもらいたいこと
- 2022.04.26
- ブログ

WAMMは貸衣装事業者のためのシステム運用・フォローをしております。衣装予約管理や見積もり作成などの現場フォローだけでなく、売上管理や回転数などマネジメント層向けのデータ抽出などのサポートもしています。
システムの初期導入で最も大事なこと
貸衣装システムの導入には、多くの検討要素が存在します。
予算はもちろんですが、端末やデバイス、ネットワーク環境など、各システムの比較検討。
自社の現状運用にふさわしいもの、あらたな取組として店舗の運用を変えてでも導入するべきもの。
何のためにシステムを導入するか?を明確にしておかないと、迷ったときの判断がぶれてしまうことがあります。
まずは、「システム導入の目的」を明確にしておくこと。これが一番大事です。
担当者の負担 ストレスで断念することも
導入するシステムを決めたところで、具体的に進めていくには担当者をアサインすることでしょう。
この、担当者さん、ものすごく負担が大きいので、経営側は必ずサポートに回ってあげてください。
現場側からは基本的に新しいものに対する不満、抵抗があるものです。
「今のままでいいのに」「今までのほうが良かった」「何のために変えるのか」
このような不満と直面しながらも、担当者は会社のために頑張ってくれます。
今まで当たり前のようにやっていたことを、あえてコツコツ分解しながら、新しいシステム導入のための準備をするわけです。
中には、現場のお仕事を兼務しながらされる方もいるでしょう。
やったことがない業務を、不満を受け止めながら進めるのはとてもストレスがかかります。
担当者が離脱することがないように、経営側は全面的なサポートをしていきましょう。
導入と運用をスムーズにするために
導入と運用はまったくことなるフェーズです。
運用に入ると、日々の接客、メンテナンス、配送などとシステムが直結しているだけに、ミスが許されないのはもちろんですが、操作が不明なときにできるだけ早く解決することが求められます。
それ故に、運用の準備をしっかり行った上で導入することが大事になります。
現場のことを理解し、貸衣装業の流れをわかっているサポート役が不可欠になります。
開発側の担当者に、現場の状況を伝えたところで、理解の深さにどうしても相違があります。
安定的な運用こそ一番大事であり、その準備をしておくことが導入時のポイントです。
準備期間をしっかり
準備期間は、理想を言えば6ヶ月は確保したいところです。
現状の業務の流れ、担当者、役割、人員、店舗の構造、メンテナンスや配送のフロー、ネットワーク環境などを把握し、どのように商品を登録するべきか?妥協できるところはどこか?
このように現状を把握することが第一歩。
そして、どのような目的でシステムを導入するのかに即して、システムの全体構造をチューニングしていきます。
また、貸衣装業は商品点数が1000アイテムを超えることが普通で、とにかく膨大な量の商品マスタを作成することになります。
準備期間をしっかりとり、運用してから後悔することがないように、定義しておきましょう。
運用開始後のフォローが重要
運用開始後は、現場だけで安定的に運用することが一番ですが、やはり、すぐに連絡ができるサポート窓口が必要です。
できれば、LINEなどで気軽にメッセージやりとりができ、また、画面共有などでサポートできると、理解のスピードも早くなります。
マニュアルが必要なのはもちろんですが、実際には、触りながら、オンラインでサポートを受けられること。こうした小回りの効いた対応が運用後のフォローとしては理想ではないでしょうか?
WAMMにご相談下さい
WAMMのスタッフは全員が貸衣装店経験者。
常に現場の安定運用を第一にサポートできることを意識しています。
システム担当者を社内にひとり置くくらいのつもりで、ぜひご相談いただければと思います。
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