システムの導入前に読んでもらいたいこと

システムの導入前に読んでもらいたいこと

WAMMは貸衣装事業者のためのシステム運用・フォローをしております。衣装予約管理や見積もり作成などの現場フォローだけでなく、売上管理や回転数などマネジメント層向けのデータ抽出などのサポートもしています。

システムの初期導入で最も大事なこと

貸衣装システムの導入には、多くの検討要素が存在します。

予算はもちろんですが、端末やデバイス、ネットワーク環境など、各システムの比較検討。

自社の現状運用にふさわしいもの、あらたな取組として店舗の運用を変えてでも導入するべきもの。

何のためにシステムを導入するか?を明確にしておかないと、迷ったときの判断がぶれてしまうことがあります。

まずは、「システム導入の目的」を明確にしておくこと。これが一番大事です。

担当者の負担 ストレスで断念することも

導入するシステムを決めたところで、具体的に進めていくには担当者をアサインすることでしょう。

この、担当者さん、ものすごく負担が大きいので、経営側は必ずサポートに回ってあげてください。

現場側からは基本的に新しいものに対する不満、抵抗があるものです。

「今のままでいいのに」「今までのほうが良かった」「何のために変えるのか」

このような不満と直面しながらも、担当者は会社のために頑張ってくれます。

今まで当たり前のようにやっていたことを、あえてコツコツ分解しながら、新しいシステム導入のための準備をするわけです。

中には、現場のお仕事を兼務しながらされる方もいるでしょう。

やったことがない業務を、不満を受け止めながら進めるのはとてもストレスがかかります。

担当者が離脱することがないように、経営側は全面的なサポートをしていきましょう。

導入と運用をスムーズにするために

導入と運用はまったくことなるフェーズです。

運用に入ると、日々の接客、メンテナンス、配送などとシステムが直結しているだけに、ミスが許されないのはもちろんですが、操作が不明なときにできるだけ早く解決することが求められます。

それ故に、運用の準備をしっかり行った上で導入することが大事になります。

現場のことを理解し、貸衣装業の流れをわかっているサポート役が不可欠になります。

開発側の担当者に、現場の状況を伝えたところで、理解の深さにどうしても相違があります。

安定的な運用こそ一番大事であり、その準備をしておくことが導入時のポイントです。

準備期間をしっかり

準備期間は、理想を言えば6ヶ月は確保したいところです。

現状の業務の流れ、担当者、役割、人員、店舗の構造、メンテナンスや配送のフロー、ネットワーク環境などを把握し、どのように商品を登録するべきか?妥協できるところはどこか?

このように現状を把握することが第一歩。

そして、どのような目的でシステムを導入するのかに即して、システムの全体構造をチューニングしていきます。

また、貸衣装業は商品点数が1000アイテムを超えることが普通で、とにかく膨大な量の商品マスタを作成することになります。

準備期間をしっかりとり、運用してから後悔することがないように、定義しておきましょう。

運用開始後のフォローが重要

運用開始後は、現場だけで安定的に運用することが一番ですが、やはり、すぐに連絡ができるサポート窓口が必要です。

できれば、LINEなどで気軽にメッセージやりとりができ、また、画面共有などでサポートできると、理解のスピードも早くなります。

マニュアルが必要なのはもちろんですが、実際には、触りながら、オンラインでサポートを受けられること。こうした小回りの効いた対応が運用後のフォローとしては理想ではないでしょうか?

WAMMにご相談下さい

WAMMのスタッフは全員が貸衣装店経験者。

常に現場の安定運用を第一にサポートできることを意識しています。

システム担当者を社内にひとり置くくらいのつもりで、ぜひご相談いただければと思います。